学校法人明治東洋医学院は大正14(1925)年に故山崎直文先生によって創立された「山崎鍼灸学院」を起源とし、令和7(2025)年に創立100周年を迎えます。この記念すべき100周年に先駆けて、明治国際医療大学鍼灸学部の同窓会である「たには会」、柔道整復学科の「やわらぎ会」、明治東洋医学院専門学校同窓会である「明友会・明柔会・明理会」の合同で100周年の記念事業、第1弾として「100周年記念講演会・懇親会」を企画いたしました。
「100年記念講演会・懇親会」は令和6年10月13日(日)に、300名を超える卒業生が一堂に会し大阪ガーデンパレスにて盛大に行われました。なお、たには会の会員は約130名の参加がありました。
記念講演会では、矢野名誉学長が「学院の軌跡」と題し、鍼灸学院創設者である山崎良斉先生をはじめ、日本初の鍼灸大学創設者の谷口健藏先生の軌跡を振り返り、今では鍼灸・柔道整復に携わった卒業生が2万人を超えることをご報告いただきました。 また、谷口和彦理事長は「学院の現状と未来」と題し、大学・専門学校において、厳しい環境を迎え、時代の変化とともに学生収容定員を増減しながら現在に至っている状況、新たなステージとして大学における新学部設置(農学系新学部)の構想について、お話いただきました。
特別記念講演では、野球解説者・元プロ野球選手の肩書きを持ちメジャーリーグでも活躍された藪恵壹氏を講師にお迎えし、「日米のトレーニングの取り組み方の違い」について講演いただきました。講演の中では、アメリカにおける藪氏の実際のトレーニングの様子を動画で拝見させていただくことができ、大変貴重な機会となりました。また、会場の質問に対しても丁寧に回答いただき、指導者としての視点、選手としての視点でもアドバイスが伝えられました。
もう1題は、伊藤和憲鍼灸学部長が「ヘルスコンディショニング~治せる治療者から治る身体を作る治療者に~」と題し、学院が目指す方向は、これまでの寿命延伸だけでなく、ヘルスコンディショニングやWell-beingといった健康寿命に寄与できる人材の育成が必要であることを講演いただきました。
講演会終了後には、勝見泰和学長の乾杯のご挨拶を皮切りに懇親会が始まり、たくさんの明治の卒業生が互いに学校での日々を懐かしむ光景や、恩師や級友と抱き合って再会を喜ぶ場面が数多く見られました。懇親会の中ではイベントも企画され、一層の盛り上がりを見せ、たいへん盛況のうちに終了しました。
お忙しいなか、ご参加いただいた皆様、また、ご講演いただきました先生方に心より感謝申し上げます。
なお、当日の様子は下記から是非ともご覧ください。
https://www.meiji-u.ac.jp/100th/memorial/reunion/
今後も、2025年の100周年に向けたイベントが企画されておりますので是非下記からご確認くだ
さい。
https://www.meiji-u.ac.jp/100th/memorial/
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